お買いものパンダ日記

ツイッター民から再現のプロと呼ばれた男が綴る、お買いものパンダだけの日記

お買いものパンダ 王子名作劇場 ヒーローは誰だ!?の巻

へい、らっしゃい!

 

(デカお) 大将!いつにも増して威勢がいいね。それに何だかいつもよりもカッコいいや。

 

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(大将) へへ、いいだろう。このベルトを見てくれよ。これを着けるとな、ヒーローになったみたいに力が湧いてくるんだぜ。

 

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(まめ助) 親方、最高にクールでやんすよ!

 

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まめ助は思うのであった。自分も親方の様な男になりたいと。

 

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(まめ助) 憧れの親方に近づく為においらに足りないものはあのベルトに違いないでやんす。ベルト…ベルト… おや?

 

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場面は変わり、王子家。

 

(王子) …へえ!そんなことがあったんだ。大将は洒落者だからなあ( ^∀^)

 

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ピンポーン♪

 

(???) デカおさん、どうしよう… 助けて!( ;∀;)

 

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(デカお) えーと… どちらのパンダさんでしたっけ?

 

(ライダー) 僕だよ、ライダーだよ!

 

(デカお) なんだ、ライダーくんか。ベルトしてないから分からなかったよ。ベルトはどうしたの?

 

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(ライダー) そ、それが何処かに落としたらしくて… 探しても見つからないんだよう。

 

(王子) なんやて!?ベルトのないライダーなんて、ただのパンダじゃないか!

よし、みんなで探しに行こう!

 

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おやおや、なにやら若者がお金を無心しているぞ。

 

(チャラおコンビ) あれえ?良い財布持ってるね。ちょっとそこでジャンプしてみてよ。

 

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チャリン♪ チャリン♪

 

(チャラおコンビ) ほら、やっぱり持ってるじゃん。ねえ、ちょっとだけ貸してくれない?

 

(まめ助) むむ… これはいけないでやんすよ。

 

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(デカお) 見つからないなあ。どこに行ったんだろう?

 

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(王子) わあ!これはどうしたことだ!?

 

(チャラおコンビ) むぎゅう… ちょっとだけ借りようとしただけなのに…

 

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その時、遠くから大歓声が聞こえてくる。ワー!!ワー!!

 

(王子) なんか向こうで凄い盛り上がりだね。

 

(ライダー) そういえば今日はサッカー大会があったような?

 

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(観客) いやあ、あの飛び入りした奴、凄かったね!

 

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(選手) おかパン半端ないって! あいつ半端ないって! 後ろ向きのボールめっちゃトラップするもん そんなん出来ひんやん普通 そんなの出来る? 言っといてや 出来るんやったら

 

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(監督) あれは凄かった 俺握手してもらったぞ

 

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どうやら誰かが騒動になっていたようだ。まめ助?

 

(学割ちゃん) 私学校にいかないと…

 

(マガジンちゃん) 勉強なら僕が教えてあげるよ。一緒に図書館へ行こう。

 

(探偵ちゃん) お嬢さん、推理小説に興味はないかな?

 

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(まめ助) 待てでやんす!お天道様が許しても、おパンライダーは許さんでやんすよ。

 

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(王子) まめ助!どうしたんだ?そのベルトを返すんだ。

 

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(まめ助) これはおいらのものでやんす。おいらはヒーローになったんでやんすよ。

 

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きゃ~~!!

 

(まめ助) ああ、逃げられたでやんす。残念でやんすね。

 

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にゃんにゃん (今がチャンスにゃ)

 

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(まめ助) あっ!ベルトが!!

 

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失意のまめ助に更なる追い討ちが。助けを呼ぶ声が聞こえる!

 

(ぶーちゃんおパン) ぶーちゃんが!ぶーちゃんが溺れているんです!誰か助けてください!!

 

(まめ助) で、でも今のおいらにはそんなこと。ベルトがないと…

 

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そこへ、遅れてきた真打登場!

 

(大将) バッキャロー!まめよ、おめえはヒーローなんだろ?真のヒーローてのはな、どんな状況でも逃げ出さないハートを持ってるもんだ。ぶーちゃんを助けられるのはお前だけなんだぜ。ふんどし締め直して行って来い!

 

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(まめ助) 助けられるのはおいらだけ… おいらはヒーローでやんす!

 

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覚悟を決め、川へと飛び込む、まめ助!

 

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(まめ助) ぶーちゃん、おいらに摑まるでやんすよ! ゴボゴボ

 

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(ぶーちゃんおパン) ありがとう!!あなたはヒーローだ!!

 

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(まめ助) おいらがヒーロー… 意識が… 遠く…

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(まめ助) ……はっ!こ、これはどうしたことでやんすか!?

 

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(大将) おう、目が覚めたか?おめえがしきりにベルトだ、おパンツだって呟いてるからよ。良い夢見れたか?

 

(まめ助) 親方、申し訳ありませんでした!( ;∀;)

 

(大将) なんだおめえ?へんなやつだなあ( ゚∀゚)

 

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まめ助は夢を見ていたのであろうか?例えどうであれ、まめ助にはハッキリしたことが一つある。

ヒーローは特別な存在ではない。誰もが心にヒーローを持っているということに…

 

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にゃ?

 

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